第2回 「代表取締役社長 斉藤 一春さん」     «後編» 

前編に続いての、斉藤さんのインタビューです。前回は、起業の決断をした斉藤さんでしたが、後編では、独立後の様子です。では、どうぞ!

«後編»                                                                        

たばた「家族がいる状況で、前に進むことができたのは?」CIMG2085000...

斉藤さん「やはり、自分なりの介護業界の答えを出したいということですね。」

たばた 「なるほどー。起業した時の社長の感情、

想いってどんなのだったのですか?」

斉藤さん 「絶対、やったるぞーーー、という気持ちでした。

介護福祉は儲からないとわかっていても、夢を持つ。

一発当たらないかなーと(笑×5) 

まぁ、それは置いておいて、一番覚えているのは、プレッシャーです。何のプレッシャーかというと、人を雇うということ。起業した時2社同時に経営を始めたのです。今は1つですが、ケアマネの事務所とヘルパーの事務所。ケアマネは、私が中心、ヘルパーの方は、人を雇いその方に任せていました。人を雇うリスクがあったので、人として、当たり前の話ですが働いたら給料は出さないといけない、給料がしっかり払えるかな、というプレシャー。」

たばた 「そのプレシャーを体験されたのですね。また、会社を辞めるときの、社内の反応は、どんな状況だったのですか?」

斉藤さん 「反対されました。。。。が、これも、奥さんと一緒で押し切りました。

いろんな施設で働かせて頂いて、

ケアマネ⇒フリー⇒某)施設(名古屋市)⇒某)施設(三重)⇒某)施設(中区)⇒独立と、

紆余曲折してやはり自分がやらなアカンという一心で押し切りました。」

たばた 「紆余曲折して、良かったことは?」

斉藤さん 「全て経験なので良かった」

たばた 「一番印象に残っている経験は?」

斉藤さん 「ある施設で働いていて、経営者の考え一つで、会社のカラーって変わるんだなーって、すごい感じました。お客様のためにすることも出来るし、地域のためにすることも出来るし、生産性を追及することも出来る。」

たばた 「その経営者さんが斉藤さんに影響を与えている部分何ですか?」

斉藤さん 「経営者なので、利益追求は当たり前。わかっている。 仕方が無い部分。 ただ、自分の人生、お金を集めだけに、 たった一つの(自分の)命を費やす、というのは寂しい、もったいない。もっと社会に貢献というか、人に役に立つ人生ってあるんじゃないかと感じた。」

たばた 「社長の想いが、会社のカラーを決めるってことですね。そのカラーは社長の想いが反映される感じですね。」

斉藤さん 「そうです。」

たばた 「では、今の斉藤さんから、7年前起業した斉藤さんに言葉を掛けるとすると?」

斉藤さん 「………」

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たばた 「起業をやめさせますか?」

斉藤さん 「やめさせない。そーですねーー、特に言葉は見当たらない。。(笑)細かいことで右左(ミギヒダリ)はあったと思う。しいて言うと、社員にちょっと給料あげすぎじゃないって言うかも(笑)社員も喜んだから全然いいけど。(笑)社員の給料は効果測定をしなさいって言いたいかな~。苦しい部分をみつける旅というか、乗り越えていかなきゃならない旅だよって言うかな。」

たばた 「起業するとき、プレシャーがあったと言いますが、それに対しては?」

斉藤さん 「そのまま感じとけーー(笑)ですね。その時の苦しみって大したこと無い。ほんの触り、と言う。」

たばた 「その苦しみって、当時の斉藤さんにとって、100だったと思うんですね。今の斉藤さんにとっては、10くらいですか?」

斉藤さん 「10くらい。」

たばた 「でも、7年前の斉藤さんは、100だったと思っていたと、思うのですが。jimu4.jpg

斉藤さん 「そうだと思う。」

 

たばた 「では、逆に理想通りに進んだ7年後の斉藤さんが、

今の斉藤さんにどんな言葉を掛けてくれそうですか?」
 

斉藤さん 「その時の苦しみがあるから、今があるんだぞ、と言うんじゃないかな~。」


たばた 「7年後の斉藤さんは、今の斉藤さんの苦しみに対しては何と言う?」


斉藤さん 「がんばれー。」


たばた 「がんばった後に何があるって、7年後の斉藤さんは言いそうですか?」


斉藤さん 「諦めたり、逃げたりしない自分。」


たばた 「うまく物事が全てうまくいった7年後の斉藤さん像は?」


斉藤さん 「楽しそう。周りにも喜んでもらってる。」

 
たばた 
「苦しみに対しては?」CIMG189311.jpg


斉藤さん 「どんな時でも、苦しみはある!って言う」


たばた 「7年後の斉藤さんから、今の斉藤さんをみての苦しみ度数ってどれくらいなんですか?」



斉藤さん 「60~70くらい。前をみていくしかない!って言うと思う。」


たばた 「聞いていて思ったのですが、

7年後今よりもっと大きく楽しそうな斉藤さんがいる感じがしました。」


たばた 「最後の質問です。私は、部下からチャレンジがうまれる

チームをつくるというメルマガを発行しているんですが、

斉藤さんにとっての社員がチャレンジできる環境というのは、どんな環境だと思いますか?」


斉藤さん 「刺激があるかどうか。今の我が社の状況は、自由にということでやっている。自由だけでは

難しい部分があるので、更に前に1歩進むためのきっかけが必要。」


たばた 「その刺激とは?」


斉藤さん 「社員に対して、がんばったことに対して褒めたい。今、それは実践しているんです。

それだけではなく、叱ったり、命令系統をしっかりすることも大切。それを的確にやらなければならない。

メリハリですね。」CIMG2089000...

たばた 「社長のメリハリによって、社員がチャレンジするかしないかに影響するということですね。しっかりやってくれた時は褒める、方向が違うことは指摘するという社長の態度が大切だと思いました。インタビューは以上です。忙しい中、時間を頂きありがとうございました。」

                                                                 

斉藤社長の言葉で、経営者の考え一つで、会社のカラーって変わるということが、印象に残りました。

経営者のカラーによって、赤にも、青にも、白にも、黒にも、変わる。経営者の影響力を改めて感じました。 

斉藤社長、本当にありがとうございました!