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株式会社名港葬儀 代表取締役 草野 信也さん NO.1

◆はじめに
今回の社長さん紹介は、株式会社名港葬儀 代表取締役 草野 信也さんです。実は、草野さんとは、1回しかお会いしたことがないのです。(ある中小企業社長さんの集る会で、ディスカッションのグループが同じで、その後の懇親会も隣にいてくれてお話した間柄だけです。笑)

とても魅力的な社長さんでしたので、ぜひともインタビューしたいと思い、お願いしたところ、快く承諾して頂きました。

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株式会社名港葬儀

代表取締役 草野 信也様

 

HP>>>http://www.meikousougi.com/index.html

 

◆会社概要

会社名

株式会社 名港葬儀

所在地

〒455-0014
愛知県名古屋市港区港楽三丁目13番17号
TEL:052-653-1885  FAX:052-651-5353

設立年月

創業/昭和6年
株式会社 名港葬儀花店/昭和40年7月
株式会社 名港葬儀/平成23年8月

代表者

草野 信也

資本金

1,000万

従業員数

5人

業種

サービス業(葬祭業)

営業内容

・御葬儀手配全般、壇飾付一式
・御供花供物(全国手配可)
・搬送、霊柩車等の手配
・貸し衣裳及び貸し布団等
・司会式進行
・仕出し手配
・仏壇仏具、墓一式等の紹介斡旋
・各種イベント設営 等

加入団体

名古屋葬祭業協同組合連合会、全国葬祭業連合会

イオンリテール㈱、儀式サービス㈱

 

◆御礼の挨拶

田畑:本日は、忙しい中インタビューをお引き受けして頂き、そして時間を頂きありがとうございます

 

草野さん:いえいえ、大丈夫ですよ。笑

 

田畑:一度しかお会いしたことがないのにもかかわらず、ありがとうございます。

 

◆終活サロンをつくりたい!

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田畑:はじめから、どストレートな質問ですが、草野さんはこれから何をしていきたいんですか?

草野社長:はは。(笑)
名古屋市港区に終活サロンを設けたいんですよ。葬儀相談所です。

そこで何をするかと言うと、

・最終的なところ(「死」)を考えたり、
・エンディングノートを書いたり、
・それを書くために、一緒に書いてくれる人がいたり、とても気さくな雰囲気な場所。
・遺影写真などもそこに行くと撮ってくれる。
・ちゃんと本人の意思を組んでくれる

 

そんな場所をつくりたいんです。

まあ、気軽なお悩み相談所みたいなところですね。

 

 

田畑へぇ~、終活サロンですね。葬儀相談所などあまり身近に無いですよね。

 

 

草野さん:はい。終活は、葬儀単体だけの話ではなく、仏壇・墓誌・墓石などなど、

考えておくことって結構あるんですよね。事前に考えて頂きたいので、

介護福祉士や法曹関係の人達と協力しながらやっていき、繋がっていくことを考えています。

 

だから、楽しい雰囲気で、気軽に、身近な場所でつくりたいんです。

 

そして、場所で気をつけたいんですが、

このサロンが我々の葬儀会社の中にサロンをつくってしまうと、来れないし、来にくいと思っているんです。

この地区は、まだまだ空き店舗など山ほどあるので、良い場所を見つけて、そこにみなさんに集ってほしい。

 

葬儀的なことだけじゃなくてもいいとも思っています。

 

個別相談やります、

自己啓発のセミナーもやります

啓発活動というのを展開していく、

 

町の一角にポンとつくって、なんでも相談のりますよ、という萬相談所。

地域的な貢献度は抜群にいいと思う。なんでもやってしまう場所。

 

その流れをつくると、本業の方も恩恵が出てくると思う。

 

繋がっていくことが大切かな。

 

◆「死」と向き合う場所

田畑:草野社長の話を聞いていると、新しい価値を生み出す感じします。社会的価値があると感じました。


というのは、「死」と向き合う場所ってあまりないと思うんですよね。


「死」がハッキリすることによって、今の「生」で何をしなければいけないかが見えてくる感じもしました。

その「生」で何をしなければいけないか考えて、人生で本当にやりたいことにフォーカスしていく場所って

とても良いと思いました。


今の社会、場所的にも、葬儀に関して、気軽に話せる場所ってないですよね。

 

草野さん:そう。葬儀のことで、そのサロンに来た人が、同業他社さんのところが必要なら

それはそれでそっちを紹介してもいいんですよね。

来られる方が、価値観を見直す場があり、その方の価値観にあう場所を提案・紹介していく。


そんな原点になる場所。


気軽にゆっくり話せる場所で、それが地域のつながりになっていく。お年寄り同士のコミュニティ。

繋がり、ネットワークの基盤が出来上がっていく。

ペット葬のお手伝いもやっているんですが、そのサロンのコミュニティが出来上がったら、

「万が一の場合の時、飼い主さん探しましょうか」ということも話せるし、

人が足りなかったら雑務的なところで手伝っても良いと思ってるんです。

 

田畑:私のイメージとしては、ぜひそこは、死に対してオープン的に関わる場所にしてほしいと思いました。

「死はまだまだ先のこと、私とは関係の無いもの」という意識があると、ただ単に毎日の繰り返しになり、

目の前のことをこなすだけになってしまう。

同じ毎日から、抜け出すヒントがそこにある感じもしました。一回だけの人生、このままでいいのかな?

という問いかけがある感じ。

そんなサロンが出来ると、人の人生変える起爆剤として、人生が変わっていくイメージをもちました。

 

草野さん:人って、生まれてオギャーと泣いてから、冠婚葬祭があるので、

節目節目にお手伝いしたいんですよね。「死」を迎えた後のアフターケアにしろ、面倒を見たい。


命の大切さというがキーワード。

 

田畑:私の感覚として、今の社会は「死」がタブーにされている感じがします。

葬儀についてあまり話さないし、クリアになってない分、やっぱり葬儀に対して行き当たりばったりに

なってしまう。

それで、言い方、悪いかもしれませんが、葬儀屋さんの言いなりな感じがするんですよ。

 

今まで御通夜などに行って、葬儀屋さんが喪主さんに

「お金これくらい、まずこうしてください、次あーしてください。」等など。

わからないからそうなる訳で、そこから脱却できればいいなと思う。

そこのサロンでこういうことも扱って、社会に新しい価値を提供していく場所になるといい。

 

CIMG3813.JPG草野さん:そんな場所が無いという訳ではないんですけどね。

葬儀・遺族コンシェルジュと呼ばれる人は、東京とかではあるんです。

でも、中立な立場であるはずが、中立じゃない。

遺族から派生した訳では無く、葬儀屋さんから出てきている。

コンシェルジュという呼び名でやると遺族も安心するんです。

でも、どちらかというと葬儀屋さん寄り。

キックバックがあり、純粋なところは無いパターンです。

 


◆葬儀屋さんはブラックなイメージ

田畑:へぇ~。そんな役割をする人まで出てきているんですね。確かに、純粋な感じはしませんね。

ただ、私のイメージですが、一昔まで、葬儀屋さんはもっとヒドイイメージがありますね。

もっとブラックな感じ。(笑)

金額も葬儀屋さんのいいなり。そして、あまりオープンにされない。

それに比べると、今の世の中は、クリアになってきた感じはするんですよ。

 

これがゴールではなくて、意識の中のもっとクリアさが必要な感じがしました。

 

草野さん:そうなんですね。一昔前まではブラックだったと思いますよ。

これは、社会的地位が関係しています。葬儀を自分の家でやるって無理な話なんです。当たり前なんですが。

お医者さんと立場的なところは一緒かな。

そんな状況からティアさんが「ガラス張りに!」ということを広めていったのは、良い流れだと思います。

実は、私はティアの立ち上げメンバーでした。

私の意識としては、古くから葬儀に関連している方々に比べ、

クリアさを求めるところから仕事が始めることができたんです。

 

クリアにした方が良いという人達とクリアにしなくてもいいんじゃないかという

人達と対立する場面もあって、クリアにしなくてもいいんじゃないかという人達が

退社する場面もありました。それで、社内体質が変わるんですが。。。

 

田畑:価値観が違ってきたのでわかれたんですね。

 

草野さん:そう。一番最初に入った葬儀会社も大きくなればなるほど、個人的なお付き合い、

地域的なお付き合いができなくなってきて、ズレが生じてくる。そうなると離れざるを得ない。

温故知新、古いものは古いもので大切にし、新しいものは新しいもので受け入れていく。

変化を付けながらやることが必要だと思っています。

 

田畑:伝統は伝統で守っていかなければならないですよね。

時代は変化していて、変化しないでおこうと思うと、逆に苦しくなっていく。

変化を受けいれていないと、企業さんって生き残っていけない。

今、時代の背景と流れを考えると、クリアさが求められてくる。

そこに向けてやっていくと社会的意義がある。新しい価値観が生まれてくると思いますね。

 

草野さん:弊社は創業昭和6年、創業84年の企業なんですね。

私の代になるまでは、あまりしっかりした体質ではなかったのです。

私の代になってから、広告、セミナーなどやりだしたんです。

今まで80年くらい全く出来ていない。栄枯盛衰なところもあり、温故知新も大切にし、

古きものと新しいものを取り入れ、新しいやり方で繋げる。

 

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